いよいよ年の瀬が迫ってまいりました。
あっという間に一年が過ぎていきますね。
皆さまにおかれましても、今年を振り返り、そして来年の目標を考える時期なのではないでしょうか。
先日の記事でもお伝えしていたとおり、

おかげさまで株式会社Tenmaruは、12月10日をもちまして第6期を迎える運びとなりました。
会社設立から、まる5年。
これまで多くの企業様の現場に関わらせていただきながら、少しずつ歩みを重ねてきました。
今回は、そんな弊社・株式会社Tenmaruの第6期における事業方針と、これから目指していく方向性についてご紹介いたします。
ワクドキをつくる組織開発を“型化”し、全国へ広げる
まずは、第6期のテーマについてです。
この先5年間を、
「ワクドキをつくる組織開発を“型化”し、全国に広げる」
今期はそのスタート期、と位置づけました。
これまで、多くの企業さまの現場に入り込みながら、採用・育成・組織開発を「伴走型」で支援してきましたが、第6期は、その経験を
再現性のある組織型ビジネスへと転換していくフェーズ だと捉えています。
これまでは「まだまだ小さな会社です」とお話しすることも多かったのですが、設立から6年を迎え、少しずつ素晴らしい仲間やパートナーの皆さんが集まりつつあります。
中小企業ではよくあることですが、
創業期は「社長が一枚看板」「社長がいなければ何も進まない」という状態になりがちです。
弊社・株式会社Tenmaruも、正直なところ
「株式会社諸戸」という側面が強かった時期がありました。
ただ、会社を次のフェーズへ進めていくためには、
この状態から脱却していく必要があります。
属人的な事業から、再現性のある組織型ビジネスへ。
この目標は、これまでの5年間で出会えた仲間や提携パートナーの皆さんの存在があってこそ、描けるようになったものです。
組織開発を手がける私たち自身もまた、組織化を目指していく。
第6期は、そのスタートとなる一年です。
より多くのお客さまのお力になれるよう、着実に進めてまいります。
三つのレイヤーで設計する㈱Tenmaruの事業構造
第6期の㈱Tenmaruは、自社の事業を次の三つのレイヤーで整理しました。
Entry|出会いと体験の入口
Tenmaruを初めて知っていただく入口となるのが、新入社員向けを始めとした「公開講座」です。
- 1名から参加可能
- 他社受講者との学び合い
- 企業向けサービスの体験機会としても活用可能
「Tenmaruって、どんな会社?」
そんな問いに対して、実際に体感していただく場となっています。

Core|売上の柱となる企業内研修
企業ごとの課題やフェーズにあわせて設計する「企業内研修」は、第6期のCore(中心)に位置づける事業です。
- 新入社員研修
- 若手社員研修(2〜4年目)
- 管理職研修
育成を点ではなく線で捉え、
「組織としてどのような人材を育てたいか」という視点で支援します。
Stock|組織開発・HRBP伴走(OD)
第6期で、特に力を入れていきたいのが、
組織開発・HRBP支援(OD:Organization Development)です。
単発の研修ではなく、半年〜年間を通じて企業に並走する、ストック型の支援モデルとなります。


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事業の柱1|Tenmaru OD Model
第6期は、「伴走型の組織開発」を事業として確立する一年にしていきたいと考えています。
㈱Tenmaruが支援の中で扱う主なテーマは、次の7つです。
- 理念浸透
- 役割明確化
- 行動指針設計
- 育成背景の再整理
- パーソナリティ診断導入支援
- 1on1・フィードバック
- 管理職育成(ミドル層)
これらを収益安定の中核と位置づけ、
より明確な「ワクドキな組織」のビジョンを、皆さまに提供していきたいと考えています。
これらを「単発の施策」としてではなく、
ひとつの構造(モデル)として提供すること が、Tenmaru OD Modelの特徴です。
月次ミーティングを軸に、
経営・人事・現場をつなぎながら、
研修・制度・コミュニケーションの三方向から支援を行います。

業の柱2|研修事業
弊社の提供する研修事業は以下の通りです。
例えば、新入社員研修(公開講座)では、
- 2月:内定者フォローアップ研修
- 4月:新入社員研修
- 10月:入社半年後フォロー研修
- 翌年3月:2年目に向けた行動指針研修
と、入社前〜1年後までを一気通貫で支援する構造となっています。
また、入社後3年間を通じて自立した社会人となることを目指し、
社会人基礎力を中心とした研修プログラムを提供しています。
さらに、人材育成にお悩みを抱える企業様に向けて、
公開講座の新設、企業内研修のプログラム設計、キャリア開発支援なども行ってまいります。

事業の柱3|PalPlanet Kids/Parents向け新事業の基盤づくり
第6期は、PalPlanetを
「準備〜ローンチ〜検証フェーズ」
として位置づけています。
- 商品設計
- 小規模テスト
- ブランドストーリー構築
第7期以降の本格展開に向けた土台づくりを進めてまいります。

Tenmaru OD Modelとは?
㈱Tenmaruは、第6期においてOD(Organization Development)に注力していきたいと考えております。
TenmaruのODは、以下を組み合わせて設計します。
① 理念浸透
経営の想いを言葉にし、MVVを「現場の行動」に落とす
② 役割明確化
管理職・メンバーの役割整理と期待値のすり合わせ
③ 行動指針づくり
評価・判断の軸を言語化し、日々の迷いを減らす
④ 育成体系の再設計
新人〜管理職までの成長階段を設計し、研修と現場をつなぐ
⑤ パーソナリティ診断の活用
個人特性・チーム特性の可視化による、人間関係ストレスの軽減
⑥ 1on1・フィードバック
管理職の関わり方を変え、対話の質を高める
⑦ 管理職育成
判断力・任せ方・育て方を磨き、プレイヤー脱却を支援
Tenmaru流ODのゴールとは?
弊社の考えるOD(Organization Development)のゴールは、
「Tenmaruがいなくても、組織が円滑に機能すること」 です。
会議が回る。
育成が回る。
対話が回る。
そして、問題を自分たちで扱える状態をつくること。
単発研修だけでは、行動は変わりません。
組織の課題は、多くの場合「構造」で起きています。
だからこそ、
「関係・役割・仕組み」を同時に扱う
ここに、㈱Tenmaruの価値があると信じています。
研修は“きっかけ”。成長を“日常”にするのがOD。
ODのゴールは「研修を増やすこと」ではなく、「現場で育つ力を上げること」です。
必要な研修で共通言語やスキルを揃えながら、OJTと噛み合わせ、育成が日常になる組織をつくっていきます。
ワクドキを“型”にし、現場へ届ける
いかがでしたでしょうか。
第6期に㈱Tenmaruが取り組むのは、
組織づくりを感覚や属人性に頼らず、再現性のある「型」として確立することです。
新人研修、若手育成、管理職支援、OD伴走。
これらを一つの流れとして再設計し、企業が自走できる基盤づくりを支援します。
現場で本当に必要なのは、大きな仕組みの刷新よりも、
役割が明確になり、対話が回り、育成が日常に根づくこと。
その積み重ねこそが、
組織の成果や働きやすさにつながります。
㈱Tenmaruは、研修と組織開発を統合した支援を、
より明確な形にしていきます。
- 何を育てるのか
- どのような組織をつくりたいのか
- どのような関わりが必要か
こうした問いに、企業と並走しながら進み続けることが、私たちの役割です。
「心踊るワクドキな組織をつくる」というミッションは、
人と組織がいきいきと働くための、Tenmaruの判断基準です。
第6期は、その基準を“誰でも使える型”として整え、
より多くの企業の成長に貢献していく一年にしていきたいと考えています。


