新人育成を力強く継続!2年目に向けた行動指針策定研修

20230130

毎日寒い日が続きますね。寒波に見舞われた地域の皆様もお身体に気をつけてお過ごしくださいね。

さて、すでに次年度の準備なども進む時期ですが、今回は「新人育成」のお話になります。

新人育成でもっとも大切なのは1年目、3年間は「育成期間」として新人さんを育てていきましょう、という主旨で語っておりましたが、今回は「2年目」を迎える新人さんについてです。

目次

もっとも大切な1年目、の、その先は?

道

以前の記事でもお伝えしてきた新人育成ですが、大まかな論旨としては
「もっとも大切なのは1年目」「3年間は育成期間と考えていただきたい」ということでした。

新人育成に関する過去記事もご覧ください

1年目の新人さんに育成が必要、というのは多くの方に納得いただけるかと思います。この前まで学生さんだった方に仕事のイロハを教えなくては!と、誰しも思うことです。

しかし3年間となると、企業さまでも考え方が分かれてくるところかもしれません。

中には、「1年目の育成が必要なのはわかるし、2年目3年目がまだまだ未熟なのもわかる。しかし、2年目を迎える新人に特化した対策など、必要なのかな」と、こうお考えになる方も多いのではないでしょうか。

2年目を迎える新人さんにこそ、必要なものなどあるのでしょうか。

もちろん、あります。

2年目を迎える新人さんにこそ、必要な「振り返り」「2年目に向けた行動指針」があります。

1年目と2年目の違いとは??

仕事に慣れてきたビジネスパーソン

1年目の新人さんは、誰しも育成が重要と考え、皆が成長を見守ってくれる存在です。会社も手厚く育成し、先輩方も心を砕いてくれることでしょう。

しかし2年目となると、なかなかそうはいきません。ある程度は仕事のことを理解している前提となりますし、何より会社は「新人1年目」の育成に目がいきやすくなります。

2年目の新人さんは周囲のサポートをあてにすることなく、より主体的に、自分自身で成長していかなければならない、ということですね。

2年目の新人さんは、もっとも大切な1年目に大きく成長したはずです。

そこで、まずは1年目の振り返りをしていただき、2年目の指針を策定することが大切となってきます。弊社で提案している「2年目に向けた行動指針策定研修」を参考に、振り返りの具体的な内容を確認していきましょう。

自身の成功体験、失敗体験の共有

ミーティング

同期と共に自身の成功体験と失敗体験の両方を明確化し、共有します。

成功体験、失敗体験を

課題・具体策・結果・要因・対策

に分類し、振り返ります。

それをもとにグループワークを通じて、互いの体験を共有します。

自分の頑張りを認めてあげつつ、失敗もまた認め、その要因を分析することで、自身の体験を糧としていきます。

また、体験を同期と共有し意見交換することで、思いがけない気づきを得ることができます。失敗体験を共有することで、ひとりで悩むことはないのだ、皆、同じようなことで悩んでいるなと、安心感を得ることができ、前向きな気持ちになれます。

自分の課題を把握する

分析する人

自分が今、抱えている問題、課題を整理し、把握していきます。1年目を乗り越えたからこそわかる自分の課題を自分自身で明らかにしていきます。

具体的には、思いつくままに課題を挙げ、それらを「分類」していきます。

「技術的な課題」「適応を要する課題」「他者の協力が必要な課題」…といった、具体的な解決に必要な手段で分類し、整理していきます。

これら自分の課題をグループワークで意見交換し、「自分の課題」をより浮き彫りにしていきます。これらを通じて内省を深め、自分自身と向き合い、現在の自分を理解していけるはずです。

そして、解決に必要な課題の具体像を明らかにすることで、2年目の直接的な取り組むべきことが、はっきりと見えてきます。

仕事と生活のキーワード

KEYWORDSと書かれた木のブロック

自分のライフキャリアで大切にしていることを明確にし、また、他者の大切なものは何かを伝え合います。

そして、それぞれ大切なものは違うこと、そもそも「人」は互いに違って当たり前だということを実感します。それを踏まえたうえで、「違い」のある人と共に働くこと、仕事における人間関係作りを学びます。

具体的な手順としては、「安定性」「穏やか」「成長」「評判」といったキーワードの中から自分の価値観に合う言葉を選んでいき、優先順位をつける方法を採ります。

キーワード一覧をもとにグループワークを行い、互いの価値観の相違や、その価値観を得るに至った理由などを共有します。

自分と他者は違う存在であり、価値観が異なるのは当たり前のことであり、それでも共感できる部分もある、そんな「他者」との人間関係に大切な「対話」の大切さを実感していきます。

仕事は「他人」と進めるものです。自分とは違う他人と一緒に働くとはどういうことか、「違い」とは具体的にどういうことか、認め合うことの重要性を体感できるワークです。

周囲からの期待を知る

会社ビル

上司、先輩からコメントをもらい、自身に寄せられる期待を知り、2年目の役割を把握します。

まずは、先輩、上司からあらかじめコメントをいただきます。

コメントをもとに
・気づいていたこと・気づけなかったこと・嬉しかったこと・今後取り組みたいと思うこと
を挙げていきます。

自分の思う成功体験とは違う物差しで評価されていることもあるかもしれません。逆に、思いがけない課題を見つけることができるかもしれません。自分が気づいていない、自分自身のポテンシャルを見つけることもあるでしょう。

これを元にグループ討議し、自身に期待されていること、つまりは「2年目に求められる自分」そして、「求められる自分になるための取り組み」を明確化していきます。

また、「自分は期待されているのだ」という実感を得ることで、意欲が高まる効果も期待できます。

相互アドバイス

ディスカッション

ワークのメンバー同士で、互いの良さを伝え合い、話し合います。ポジティブな意見を交換することで、自分の長所を再確認することができます。

同期のメンバーと互いにアドバイスをし合うことで課題がより明確になり、意欲も向上します。同期同士の連帯感も生まれ、ひとりではないという安心感も得ることができます。

行動指針の作成

ノートに書く人

長くなりました。ここまで来て、やっと目的の「2年目に向けた行動指針の作成」に取りかかります。

ワークを通じて、1年目の自分と向き合い、成長と成果を認め、課題を把握し、2年目に成すべきこと、自分自身の課題が明確になっていることでしょう。これを踏まえた具体的な行動指針を作成することで、新人さんはより大きく成長していけるはずです。

360度サーベイも有効な手段

色鉛筆

ここまでご紹介してきたのは弊社が提案する「2年目における行動指針策定研修」に基づいた1年目の振り返りでしたが、他にも「360度サーベイ」を活用した研修も有効な方法です。

ご存知の方も多いかと思いますが、360度サーベイとは、他者からの多角的な評価を受け、それらを元に自分自身の強み、弱みを把握する手法です。

自己評価と他者評価にギャップがある場合、なぜそう感じたのか、足りないところはどこか、を深く内省することができます。

これら上司や同僚、先輩からの評価を元に、自身の良さ、求められること、課題を明確にし、それらを元に2年目の行動指針を策定していきます。

「2年目に向けた行動指針策定研修」は、キャリア構築に係る項目も多いのですが、この「360度サーベイ」を用いた方法は、社会人基礎力などに含まれる、より具体的な「スキル」を振り返る性質のものとなっているでしょうか。

どちらが優れているというものではなく、新人さんの特性や、会社の方針によって、適切なものを取り入れていただければ良いかと思います。

1年目の振り返り、本当の意義とは

新人ビジネスパーソン

2年目の行動指針を作るために必要なこと、ご理解いただけたでしょうか。これらの振り返り、もちろん2年目のより高い成果を期待してのことなのですが、それ以上に大切な意義があります。それは「自分を認め、内省を深める」ということです。

新人さんは、意欲はあっても何もわからない状態で入社してきた方です。何もわからないまま、がむしゃらに目の前の課題に取り組み続けた1年目だった、なんて人も多いはずです。

そんな1年目の自分はどうだったのか。自分では気づくことのできない課題や、逆に自分が思う以上に成長していたな、ということがあるはずです。

自分自身を深く理解し、「気づき」を得ることで、より「あるべき2年目の姿」が明確になっていくことでしょう。

そしてもうひとつ、1年目の振り返りには大切な役割があります。それが、
「安心させる」ということ。

一生懸命に取り組んできた1年目、自分の働きは、やり方は良かったのだろうか、このままで良いのかな、期待に応えることができただろうか…

おそらく、新人さんはたくさんの不安を抱えているはずです。それらをここで一度、しっかりと棚卸しし、周囲の期待、1年間の成果、良かった点、今ある課題を明確にすることで、不安なく2年目のスタートを切ることができるはずです。

2年目を過ごすなかで、この「行動指針」が、新人さんの道しるべになってくれると確信しております。

育成における「2年目」の重要性

いかがでしたでしょうか。一見すると、どれも当たり前なこと、と思われるかもしれません。しかし、これらをしっかり時間を割いて取り組んでいる企業さまは、まだ少ないように思われます。

「2年目に向けた行動指針策定研修」を取り入れることで、会社が新人さんのキャリア形成を大切に思い、時間をかけて自分自身と向き合ってもらいたいのだ、という姿勢を示せるはずです。

新人育成でもっとも大切なのは1年目、と何度もお伝えしておりますが、大きく成長した1年目の成果をより確実なものにするのが、この2年目に向けた振り返りとなります。

新人育成の最終目的は、「若手実力派社員」に成長してもらうこと、ではないでしょうか。成長を鈍化させることなく、しっかり3年間で戦力として育ってほしい、そうお考えであれば、「振り返り」は必須と言っても良いでしょう。

自身の1年の頑張りと課題をしっかりと把握し、2年目につなげる…

2年目に向けた行動指針策定、おススメですよ!

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