最新版!若手育成についての事情アレコレ

20230703

だんだんと暑い日が続くようになりましたね。
私は6月中旬から7月中旬まで、ある企業様の外部人事として都内近郊の高校訪問をしております。場所によっては交通機関の移動より自転車の移動のほうが早いので、レンタサイクルを借りるのですが、おかげで、こんがり日焼けモードになってきました。
本格的な夏になったらどれだけ暑いのでしょう。皆様も水分を取って、体調には気をつけてお過ごしください。

さて、若手社員の育成に関しては何度も取り上げてまりましたが、これはひとえに若者の育成に困りごとを抱えている企業がとても多い、ということに他なりません。

若手社員の育成に関してはこちら

永遠のテーマと言ってもいい(笑)若手社員の育成。日々対策を講じても、毎年新卒さんは入社しますし、事情も年々変化していきます。

私自身も日々、情報をアップデートしながらお客さまとお話ししています。
今回は改めて若手社員の育成、今現在!の最新事情に迫りたいと思います。

目次

最新版!若手育成の悩みとは?

ある調査によれば、マネージャーの大半が「若手が十分に育っていない」と感じている、ということです。

皆さまの抱える悩みは、ある意味において普遍的な、ありふれた問題だということですね。特に、50代や40代の管理職からすると世代間ギャップによるところも大きいのかなと思います。

あいち経営塾
先日、愛知県の経営塾にて若手社員の採用や育成をテーマにしたシェアナレ勉強会を開催。私のパートは、人材育成をテーマにアンケート結果を見ながら、各社の課題や取り組みについての意見交換を行いました。

若手社員はどんな人?確認しましょう!

色鉛筆

なぜ、若手社員に対して納得のいく育成ができない、と感じるのでしょうか。まずは「若手」とは、どんな人なのかを知らなければ対策の立てようもありません。

2023年現在の若者=Z世代(1990年代後半~2010年序盤に生まれた世代)には、以下のような特徴と、独自の価値観があります。

  • デジタルネイティブ
  • ネットリテラシーが高い
  • ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(受容)を重視
  • 新しいテクノロジーへの関心が高い
  • 消費傾向/地に足のついた経済感覚
  • 働き方の傾向/自分らしさを大切にする
  • 真の価値を求める

また、就職先を決める際の決め手については、就職先を確定する際に最も決め手となった項目には「自らの成長」「福利厚生や手当」などを優先する人が増えています。自らに合うところを探そうとする人も増えているようです。

今どきマネージャーの育成方法とは?

ミーティング

こんな傾向にある若手に対して、最近のマネージャーはどのように接しているのでしょうか。

若手とのコミュニケーションでもっとも重要視されているのは、「褒める」こと。一方、叱責の機会はかなり少なくなっています。と同時に、フィードバックや指導も相対的に少なくなっております。

「自分らしさを大切にするZ世代の傾向をそれなりに理解しており、過度な働きかけはせず、若手の気持ちを大切にしている。気持ちを大切にするあまり、積極的に褒め、厳しい指導もせず、若手へ『気遣っている』ような傾向すら見える。若手社員は構われるのも嫌だろうと、飲みに誘ったりする機会も減ってきている」と総括できるでしょう。

若手社員の気持ち

夕日とチームメイト

「歴史と伝統」「安定」など、保守的な傾向が見られる一方で、自主性を重んじていることもうかがえます。

また、汎用的なスキル習得を会社に望んでいる一方、学びは得たいがストレスは避けたい、という若手社員の考えは、我々(笑)昭和世代からしたら、時に理解に苦しむこともあるかもしれませんね。

そして、注目していただきたいのは、コミュニケーションスタイルです。

昭和世代の考える「密な人間関係のある職場」とは、家庭を顧みず、自分の時間も犠牲にして会社の人間関係を優先させるもの、との思い込みがあるのではないでしょうか。

Z世代は別に、濃密な人間関係を避けているわけではありません。むしろ、仲の良い職場を望んでいます。要するにプライベートも大切にしつつ、会社の人とも良好な関係を築きたいと考えているということですね。

ですので、若手社員との関係性を深める食事会や親睦会は、お互いに合意があれば、時には有効なのではないでしょうか。いや、むしろ好意的に考えている方も多いかもしれません。しかし同時に、たとえ上司の誘いでも、予定があれば断るのは抵抗がない方々もいるようですが(笑)

上司は若手社員に一度断られると、もう誘わない方が良いのかな、など考えてしまいがちですが、単に予定があっただけで、予定さえあれば、喜んで参加したい、食事会自体を嫌がっているわけではない…なんてことが多いのかもしれませんよ。

若手社員を理解しつつ、変化を恐れない!

ジャンプするビジネスパーソン

Z世代の希望する職場の条件は、一見すると「そんな都合の良い仕事はありませんよ」と言いたくなるような、相反する要素が含まれておりました。しかし、これが彼らの本音です。

では、企業としてはこのような条件を揃えなくてはならないでしょうか。もちろんそれは無理な話です。

彼らだって、ストレスが少なく、安定していて成長も期待できる、そんな自由度の高い仕事はそうそう無いことは理解しているはずです。

Z世代が大切にしている価値観を理解し、貴社の良いところをしっかりと理解してもらえれば良いのです。

「弊社は育成が充実しています」「安定した職場です」「プライベートを大切にしながら働けます」これら、自社の強みを明確化し、伝えることが大切なのではないでしょうか。

Z世代は、私たち40代や50代の世代とは違う価値観を持っているのは事実です。しかし、だからといって顔色をうかがうことはありません。

彼らは決してわけのわからない宇宙人のような存在ではなく、飲みに誘えば喜んでくれますし、ちゃんと楽しんでもくれます。断られた時は、単に予定があっただけ、と考えた方が自然でしょう。

若手を理解するのは大切ですが、傾向を知り、目の前にいる彼らの特徴に向き合い、尊重しつつ、コミュニケーションを深めていくことをおススメします。

実際の取り組みに置き換えると、レクリエーションイベントや社内コミュニティの創設、部署横断的なプロジェクトなど、案外ウエットなものが奏功するようです。

いかがでしたでしょうか。若手の育成、想像通りな面もある一方、意外な部分もあったのではないでしょうか。

「現代の若者」という言葉は、しばしば理解できない者の代名詞のようにも使われますが、決してそんなことはありません。時事変化する若手の傾向を理解することで、若手育成をしっかりと進めていただきたいと思います。

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