新卒採用計画!新入社員を迎えるためのプランニング(前編)

20221012

10月、今年度も下半期が始まりましたね。比較的過ごしやすい季節かと思いますが、皆様もワクドキで過ごされておりますでしょうか。

さて、今回は前編、後編2回に渡り、新卒採用についてお伝えしたいと思います。

貴社の新卒採用は順調でしょうか。ミスマッチによる早期離職や思ったような人が来てくれないなど、困りごとはないでしょうか。また、初めて新卒の採用を考えている企業さまもあるかもしれません。

新卒採用と聞くと、応募者を募ることから始まり、会社説明会、面接・選考、そして入社日がゴールと考えがちですが、実は違いますよね。

手間と費用をかけて事前にしっかりと準備して採用し、入社してくれた新卒さんが会社に馴染めず、早期退職してしまったら何の意味もないからです。

新卒採用を考える、その始まりから「入社後の育成」までを念頭に計画する必要がある、ということですね。

そこで、前編では募集から入社までのフローを、後半では内定から入社までのフォロー、入社後の新卒育成について語りたいと思います。

目次

すべては「計画」ありき

PLANと書かれた木のブロック

新卒の採用を考える際に、まず考えなければいけないことはなんでしょうか。逆に考えてみます。中途採用と、新卒採用、一番の違いはどこだと思われますか?

それは、「新卒採用では、入社の時期が決まっている」ということです。

当たり前ですか?そうです、当たり前ですよね。

今すぐ即戦力が欲しい!急ぎではないけれど、こんな人が欲しいからじっくり探していこう…
中途採用は会社の「都合」でかける時間と採用時期を決めることができます。また、中途入社希望者からの、退職に3ヶ月かかるから待って欲しい、などもあるかもしれません。

しかし、新卒さんは、卒業次年の、春に入社することが最初から確定しています。その時期を見越して、しっかりと採用から育成までスケジュールを立てる必要がある、ということです。

今回の記事は「計画」、この一言に尽きます(笑)

採用計画フローを確認しよう

フローチャート

採用計画とは具体的に何を決めるものなのか、どのような項目があるのか、フローを確認していきましょう。大まかに、以下のようなものが考えられます。

  • 事前準備
  • 母集団形成/動機形成
  • 企業説明会
  • 選考
  • 内定〜入社

ひとつずつ確認していきます。

事前準備〜明確化が大切

まずは事前準備です。社内における新卒採用の年間計画を立てます。
どんな人をどれくらい採用したいのかを明確にします。

営業なのか、技術なのか、どこの部署に、何名の新人を配置したいのか、どんな人が欲しいのか、社内でのすり合わせが必要です。また、広報予算や採用担当者も決めます。

この時点で、ある程度の育成計画も立てる必要があります。こんな人を採用し、このようにに育成し、この部署で、こんな仕事を任せよう。採用前にここまで計画してこその「採用計画」とお考えください。

母集団形成/動機形成〜会社を知ってもらい、希望者を集める

母集団は、入社希望候補者を作り出す作業です。
同じく動機形成は、この会社に入りたい、と思わせるためのツールなどを用意します。

自社のホームページに採用ページを設ける、会社案内入社案内の作成、募集メディア告知またはエージェントの手配などがこれに当たります。

目に触れる機会が多くなれば、それだけ志望者が増えます。しかし数が多くなればそれだけ仕事量も増え、人員も多く必要となります。事業規模に見合った、かつ、採用率の高い「質の高い母集団」を形成することを考えていきましょう。

当然ですが、エントリーした人がすべて入社を希望してくれる訳ではありません。母集団に対してどれくらいの割合で入社を希望してくれるのか、それらを考慮しながら計画を立てていきます。

今年度は何人の新卒を採用したいのか、その人数を採用するためには何人に内定を出すのか、その人数の内定を出すには、何人に面接をするのか…と、さかのぼって考えていけば、母集団をどれくらい形成すべきのかが明確になってくるでしょう。

また、新卒さんは、いわゆる「イメージ」に強く影響される傾向があります。ホームページの写真ひとつ取っても、そこから社内のカラーを読み取ってしまいます。
何気なく使っている資料でも、「どのような会社と感じてもらいたいか」をしっかり意識して作成するのが良いでしょう。

企業説明会〜興味を持ってもらう、志望動機を高める

企業説明会は新卒採用の中で一番イメージしやすい項目ではないでしょうか。
企画、設計、説明会動員に向けたスケジュール作成、説明会担当者の選定、教育、会場選定、オンライン説明会の準備などを行います。
また、説明会用の資料、例えば、パワーポイントや動画メディアなどの理解促進ツールも必要に応じて準備します。

会社説明会は、会社と新卒さんの「お見合い」第1回目、といったところでしょうか。
お見合いと同じく、「良く思って欲しい」との気持ちで、つい会社の良いところばかりをアピールしてしまいがちです。しかし、これもまた「お見合い」と同じく、あまり見栄を張るのは考えものです。
良いところばかりアピールし、「盛った」会社説明会をして、それで入社してくれた新卒さんが「イメージと違った」と感じ早期離職などしてしまったら元も子もありません。

これまた「お見合い」と同じく、会社の「特色」「理念」を正直に伝える方が、結果的に長いお付き合いとなるはずです。

選考〜面接でみきわめ、ミスジャッジを防ぐ

面接官の選定や教育、選考基準の明確化などを行います。
また、使用するのであれば、アセスメントツールの選定も必要です。

アセスメントツールはミスマッチを防ぐのに大変有効です。不幸な早期離職を防ぐためにも、効果的なツール選定をしていきたいところです。

内定、入社〜内定者の辞退を防ぎ、入社動機を高め、社内受け入れ体制を整える

この時期は、内定者研修で企業理念を理解してもらうなどし、内定辞退をなくすよう努めていきましょう。
また、早期離職を防ぐため、アセスメントツールを活用した配属先の選定なども有効です。この項は後半で詳しくお伝えします。

いかがでしたか?言われてみれば、その通り!のことばかりでしたね。しかし、これを漫然と行っていると、抜けが発生しがちです。明文化し、社内で共有することが大切なのです。

採用フローは会社によって大きく違う

本当にざっくりとですが、新卒採用でやらなければいけないことを確認してまいりましたが、どうでしょうか。大ざっぱだな、とお感じになりませんか?

そうなんです、とても大ざっぱにしか伝えられないのです。

新卒採用は年々早期化していることはご存知かと思います。新卒採用は、「早期生」「後期生」の二極化現象が起きており、企業の規模や業種によってスケジュールも大きく変わってしまいます。

また、近年ではインターンからの採用も多く、インターン採用を考えるのであればフローに追加する必要があるでしょう。

上記の新卒採用フローはあくまでも大枠、どこの企業様も、自社流の採用フローを作成する必要がある、ということですね。

新卒人材を採用するメリットとは?

歩く新卒人材

工程も多く長期的な計画も必要な新卒採用、これだけ苦労しても入社するのは、右も左もわからない、昨日まで学生だった人です。当然、即戦力にはなりません。

しかし、それでも新卒人材を採用したい企業はたくさんあります。それはなぜでしょうか。

それは、その「何も知らない」ことこそ、新卒の魅力だからです。

他の会社のやり方や、独自の理念を持つ中途採用者は、今までそれで戦ってこられた、頼りになる即戦力です。しかし、それはあくまでも他の畑で培ったもの。

新卒は何も知らないからこそ、良い。「生え抜き」の社員を1から育てる。ここに新卒採用の魅力があるのかなと思います。

また、中途社員が転職先を選ぶ基準は自分のスキルを活かせる、条件が良い、いろいろあるでしょう。しかし、それはあくまでも「より良い」環境を選んでいるということになります。

では、新卒社員はどうでしょうか。自分がどんな社会人になるのか、どんな仕事ができるのか、夢や期待を膨らませ、「この会社で頑張りたい!」との思いで、入社先を選んでいるはずです。

自分の未来をこの会社に託そう!そんなふうに思ってくれるのが新卒社員。

自社のやり方を1から学び、まっさらな状態から企業理念を吸収し、心から共感してくれる…そんな新卒社員が欲しいと思うのは会社の本能のようなものかもしれません。

選び、選ばれる企業へ

紙と付箋

新卒採用フローを見ていただければわかりますが、新卒採用は比較的規模の大きい母集団から、「選考」という形で採用を行うものです。

この「選ぶことができる」というのも、新卒採用の魅力かもしれません。

中途採用は、「今、必要な人材」を探すため、相応のスキルを持つ応募者の中から、一番良かった人を採用する、ということになりがちです。それに対し、新卒採用はその母数が非常に多く、応募者の中から「選ぶ」ことができます。

しかし、「選ぶ」ためには、御社に魅力を感じてくれるより多くの応募者により来てもらわなくてはなりません。

応募される、すなわち「選ばれる」会社になるには。

もちろん魅力的な会社でいることは大前提ではありますが、広報活動や会社説明会などで企業理念や会社の良さをしっかりと伝えることが大切になります。

会社は「選ぶ」立場であると同時に「選ばれる」立場でもあることを自覚し、「弊社の魅力はこれです!」と、「この会社に入りたい!」二者の気持ちがしっかりとマッチングすることこそが、幸せな新卒採用なのではないでしょうか。

「伝える」こと「理解」すること

説明する様子

自社の魅力と理念を伝え、理解してもらう。これはもちろん大切なことですが、入社希望者を理解することも、同じくらい大切なことです。

まっさらな社会人としての未来を会社に託してくれる人材です。その人が会社で何をしたいのか、どのように成長したいのかをしっかり把握し、適切な教育と配置をしていく必要があります。

会社の未来を担う大切な新入社員ですが、採用がゴールではありません。

個性を見誤り、配置に失敗し育成もうまくいかず、早期離職というのはよく聞く話ではないでしょうか。せっかく時間と費用をかけて新卒採用をしても、これでは何にもなりません。早期離職はもっとも避けるべき事態、「その人」がどんな人か理解することは、企業理念を伝えるのと同じくらい大切なことだとお考えください。

早期離職を防ぐ配属、新卒人材の育成に関しては、後半で詳しく解説いたします。

「新入社員採用・育成計画オンラインセミナー」開催決定!

20221012

さて、おなじみの(笑)ここからが本題です。

このたび、企業の採用担当者、人事部の方向けに、新卒採用計画セミナーを開催することになりました。

セミナーといっても、座学で説明するだけではなく、採用計画を一緒に立てていき、御社のより良き採用の手助けになる、そんな実践的なセミナーを目指してまいります。

新入社員を迎えたい!そのためには「計画」が欠かせません。

いつ、なにを、どこまで、どのようにするか、内定者のフォローは、入社後の新卒育成とは…これらを明確化し、ワクドキな新卒採用を目指してみませんか?

たくさんの方のご参加をお待ちしております。
※開催終了しております

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