国際コミュニケーションの機会を日本の子どもたちに!日本のグローバル教育に足りないモノとは?

グローバルな子どものイメージ

日本は聞きしに勝る大変な猛暑となっているようですね。併せて、私の居住地である東京からは連日の大雨注意報がメールで送られてきます。
夏が暑いのは毎年のことですが、今年は災害級の気温となっているところも多いようです。皆さま、ますますお気をつけくださいね。

さて、私はお知らせのとおり、現在、カナダのモントリオールに滞在しております。

カナダに来た大きな理由は、
私の2人の子ども達に現地のサマースクールを体験させることです。
そして、滞在中の私、諸戸のミッションは、「考える」こと。
私の成し遂げたい夢(目標)でもある新規事業の構想を深く深く、練っております。

実現はまだまだ先ではございますが、今、私が持っているビジョン、
子供たちへのグローバル教育」についてのお話をいたします。

私がライフワークと位置づけている
「全国の子どもたちにグローバル教育を提供したい」ということについて、
今私が考えていることとその深い理由、そして一緒に歩んでいける仲間を探しています、というお話です。

目次

日本の教育、その実情

ペンとノート

まずは日本における教育のお話から。

一般的に「日本人は英語力が低い」「小さい頃から英語の教育をした方がよい」という認知となっているかと思いますが、では実際はどうなのでしょうか。

現在、小学3年生から英語教育が義務教育カリキュラムとして取り入れられているのはご存知のとおりですね。
小学3、4年生は「外国語活動」
小学5、6年生は「外国語科」として、おおよそ週1回の学習が義務づけられています。

日本ではすでに「小さい頃からの英語教育」が実施されているのです。ではこの「英語教育」、効果は出ているのでしょうか。

日本の学力、その現状

こちらは英語に限らずなのですが、世界の主要国における学力調査の結果を見てみましょう。

世界の主要国における学力調査の結果
引用/https://www.oecd-ilibrary.org/education/pisa-2022-results-volume-i_53f23881-en
OECDのPISA 2022の結果、最新エビデンスに基づく比較データです。
この結果は、諸外国のなかでも特に日本人の留学先として選ばれる事の多い国を抜粋し、各国の15歳の学生の読解力、数学、科学の知識とスキルを評価しています。

世界の15歳を対象にした学力調査によると、読解力、数学、科学の知識とスキルの評価はに関して、日本の学力は非常に優秀と言っていいでしょう。素晴らしいことです。

英語が小学校の必修科目となったのは2011年。それ以降に教育を受けた子どもたちは皆、英語を学んでいます。
もともと学力の高い日本の子どもたち。各国が持つ強みを活かしつつ、教育システムの改善を図ることで、より効果的な教育を提供できるようになり、きっと英語力もそれなりに身につけていってくれるのではないかと期待しております。

日本のグローバル教育の現状

一方で、このようなデータがあります。
各国のグローバル教育を比較したものです。

  • Language Education Start Age(言語教育の開始年齢)
  • Practical Communication Focus(実践的コミュニケーションの重視)
  • Cultural Understanding Curriculum(異文化理解のカリキュラム)
  • International Exchange Programs(国際交流プログラム)
  • Teacher Training(教師のトレーニング)
  • Social Acceptance(社会的受け入れ)
  • Government Policy Support(政府の政策支援)
  • Educational System Flexibility(教育制度の柔軟性)
各国のグローバル教育
引用/https://www.oecd-ilibrary.org/education/pisa-2022-results-volume-i_daff08b1-en
日本と諸外国におけるグローバル教育の比較を示したグラフです。このグラフは、各カテゴリーにおけるスコアを1から5の範囲で評価しています。
各国のグローバル教育
先ほどの主要各国のグローバル教育の比較を棒グラフを更新して比較を行います。このグラフを通じて、各国の教育システムの強みと改善点をより明確に比較できます。

日本のグローバル教育は、「国際交流プログラム」「社会的受け入れ」などに課題を抱えていることがわかります。

ご存知のとおり、日本は移民の受け入れに消極的な国です。移民政策の是非は主旨から外れるので論じることは控えますが、治安の維持などのメリットと同時に、閉鎖的な環境になりやすいということは言えるのかもしれません。

「社会的受け入れ」のスコアが低いことは社会構造も関わっている問題なので、個人でどうすることもできないものでもあります。

日本は島国でもあり、その地理的特性から独自の文化を育む環境がある一方、「閉鎖的」というイメージがあります。

国境の接する国が存在しない以上、国際交流を活性化させるには、より積極的な働きかけが不可欠なのですね。

異文化に触れる機会とは

現状、日本の子どもたちの環境を考えてみましょう。
以前よりは在留外国人は増えてきていると感じられますが、それでも多くはないと言ってよいでしょう。
学校のクラスに数人いることもある、という感じでしょうか。地域によってはまったく在籍していない、という場合も多くありそうです。

つまり、日本で普通に生活をしていても、国際コミュニケーションが得られる機会は少なく、自ら体験しにいく必要がある、ということですね。

それでは留学やホームステイなどの経験はどうでしょうか。
これは完全に各ご家庭の方針と経済力に依存します。保護者がホームステイをさせてみたい!と思っても、難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。

グローバル教育、ここが足りない!

まとめますと、グローバル化に際し、日本人に足りないのは「英語力」だと思われていたのですが、英語力は現在、文部科学省のデータを見てもテコ入れが進んでおり、将来的には英語力の向上が期待できる状況にありそうです。

外国語教育の公式ページ:
文部科学省の外国語教育に関するページには、学習指導要領や教育政策に関する資料が掲載されています。具体的には、外国語活動・外国語科授業の動画や指導用参考資料、政策資料などが閲覧できます。
URL: 文部科学省 – 外国語教育​ (MEXT)​
教育振興基本計画:
グローバル化に対応した英語教育改革の具体的な計画や方針が詳細に説明されています。初等中等教育段階からの教育環境作りを進めるための情報が含まれています。
URL:教育振興基本計画:文部科学省 (mext.go.jp)
URL: 文部科学省 – 英語教育改革実施計画​ (MEXT)​
英語教育実施状況調査:
文部科学省では、公立小学校、中学校及び高等学校等における英語教育の状況についての調査結果を公表しています。
URL: 令和5年度「英語教育実施状況調査」の結果について:文部科学省 (mext.go.jp)
英語教育改善プラン:
英語教育改善のための具体的な施策や、各地域の取組事例が紹介されています。これには、都道府県ごとの英語教育改善プランも含まれています。
URL: 令和6年度英語教育改善プラン:文部科学省 (mext.go.jp)

文部科学省の英語教育カリキュラム: 日本の文部科学省の公式発表や教育白書

そして、日本の子どもたちは世界的に見ても十分に高い学力があり、すべての項目が高水準でもあります。

しかし、国際コミュニケーションに課題を抱えており、異文化に触れる機会も多くはない…といったところでしょうか。

本当に必要なモノ

以上を踏まえて、「グローバル教育」に現状、足りていないモノとは何なのでしょうか。

私は

実際に異文化に触れる体験、国際コミュニケーションの機会

なのではないかと考えました。

やはり実体験に勝るものはありません。今現在、モントリオールで子どもたちをサマースクールに通わせている保護者としても、本当に強く感じています。

子どもたちは言葉などわからなくても、体験を通じて「世界」を知ることができます。そしてコミュニケーションの中から自然と英語だけでなく公用語として話されているフランス語など他言語を体得しています。

新規事業構想のためのマーケティングも含めておりますが、
私の子どもたちは大変ありがたいことにモントリオールでの体験を得る機会に恵まれました。
これは周囲の理解やたくさんの出会い、多くの要素があってこそ実現したものです。とても感謝しております。

しかし、すべての子どもたちがこういった国際コミュニケーションの機会を得られるわけではない、というのもまた事実です。

国際交流と地域格差

道

日本は先進国であり、教育インフラも充実しています。そして日本の教育は高い学力を得ることにも成功しており、さまざまな問題を抱えつつも概ねうまくいっている、と言えるでしょう。しかし、この恵まれた日本でも、皆が同じような教育の機会があるとは言えません。

この日本においても地域の情報格差や利便性の良し悪しが少なからず存在していることは皆さまもご存知かと思います。国際コミュニケーションの機会においても、大規模経済圏であればたくさんの教育サービスから選択することが可能です。

留学やホームステイなどの情報も多く、空港へのアクセスも容易な大規模経済圏にお住まいの方は、グローバル教育においても有利な環境と言えそうです。

一方、地方在住の方はどうでしょうか。私が生まれた四国地方のように国際線のエリアが限られているようなエリアでは、保護者にグローバル教育の意欲があっても、空港までのアクセス一つとっても段取りの気軽さがまったく違ってきます。

先進国、かつ、島国でもある日本の中においても、グローバル教育に対する地域差が少なからず存在するのです。

「国際コミュニケーションの機会」を子供たちに!

モントリオールの学校

「実際に異文化に触れる体験、国際コミュニケーションの機会」の必要性と、それを得ることのハードルをご説明しました。

以上を踏まえて、私が構想しているのが

「日本にいながら世界と繋がり、異文化交流を通じて語学や文化を学べるオンラインサービス」

の構築です。

2020年、世界はコロナ禍に巻き込まれました。誰も予想しなかったパンデミックは人類からたくさんのモノを奪っていきました。
それと同時に、人は知恵を使い、インターネットを利用して外出することなく世界と繋がる手段を手に入れ、今やリモートはごくごく当たり前な、身近なツールとなっています。

オンライン上で世界と仕事ができる世の中、インターネットを利用した子ども向けの気軽な国際コミュニケーションの機会を創りたいと思っています。

オンライン環境を利用することによって、日本中どこからでも、気軽に世界とつながり、子どもたちに国際コミュニケーションの機会を提供できる、そんなプラットフォームを作り、そして子どもたちに羽ばたいてもらいたいのです。

グローバル教育の重要性を理解しながらも実現が難しいと感じている保護者の方にも、ぜひこの取り組みを知ってもらいたいと思っています。そして一緒に子供たちの未来を良くしていきたいのです。

これが私の現在、成し遂げたい夢(目標)、実現したいビジョンです。

一緒に夢を追いかけませんか?

グローバルな子どものイメージ

皆さまはこれをお読みになって、どう感じましたか?
私のライフワークでもある「子どもたちのグローバル教育」、これから実稼働に向けて動き出す構想段階ではありますが、必ず実現させたいと考えております。

そしてここからはお知らせです。
「日本にいながら世界とつながり、異文化交流を通じて語学や文化を学べるオンラインサービス」にご興味があり、

  • この世界観を一緒にカタチにしたいと思ってくださる方
  • プラットフォームを使ったビジネスのご経験がある方
  • コミュニティ運営を得意とする方
  • 海外で育児をされている在外邦人の方
  • グローバル教育に興味のあるお子さまをお持ちの方

共にプロジェクトを盛り上げ、「日本にいながら世界とつながり、異文化交流を通じて語学や文化を学べるオンラインサービス」構築の実現にお力を貸していただけないでしょうか。
どのような関わりをしていただけるのかは私にもまだわかりませんが、同じ船に乗って一緒に進んでいただける方、是非!ご連絡ください。

以下より、ご登録いただけますと幸いです。詳しい内容に関しては、追ってご連絡いたします。お待ちしております!

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