新卒採用のキモは「育成」!その今ドキ事情

20221117

秋も深まり、早朝は寒い!と感じる日も多くなってまいりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

お伝えしておりました「新入社員採用・育成計画オンラインセミナー」ですが、おかげさまで盛況のうちに第一回を終えることができました。引き続き第二回の実施を控えております。お申し込みいただいた方にお会いできることを楽しみにしております。

さて本日は、新卒採用計画!過去記事にひき続き、新卒採用に欠かせない、育成の大切さをお伝えしたいと思います。

新卒採用計画についてはこちら
目次

新卒採用ToDo確認!

To Do リスト

さて、まずは新卒採用を実施するにあたり、企業として必要な取り組みを今一度、確認してみましょう。

マンパワーと優先順位はありますが、

  • インターンシップの受け入れ
  • 採用広報の準備
  • 採用活動実施(母集団形成・企業説明会など)
  • 選考
  • 内定フォロー
  • 新卒育成

これらの計画と準備が必要になります。

貴社の採用スケジュール、どのように立てていますでしょうか。取り組むべきことの整理はできておりますでしょうか。

どのように取り組まれていますか?貴社ならではの工夫はありますか?

お困りごとや優先順位のつけかたなど、弊社ではブレストを承っておりますのでぜひご相談ください。

そして、この「新卒採用計画」において大切なのは、「新卒育成」を最初から計画に組み込むことだということを、もう何度も何度も(笑)お伝えしてきたかと思います。

なぜ、「育成」が大切なのか

教える様子

私がなぜ、ここまで「育成までが採用」と、しつこくお伝えし続けるのかをお話しします。

Tenmaruが目指す組織の在り方として「成長する企業には、成長したいと思う仲間が集まり、お互いを高め合えるチームになっている」ことがとても重要だと思っています。

そしてひとえに

学生さんにとって「最初に」入る会社で失敗してほしくない
会社としても、せっかく入社してくれた人に辞めて欲しくない

これに尽きます。

仕事をし、活躍してもらうために入社してくれた人が、ポテンシャルを発揮できないままに早期離職してしまったら、もう本当に、すべてが水の泡になってしまうのです。新入社員にとって入社した一番最初のキャリアがミスマッチという事態も彼ら・彼女らにとって不幸だとは思いませんか。

「採用」と聞くと、どうしても面接や内定、といったことに意識が行きがちになります。しかし、結局は「育成」で失敗してしまったら今までの労力が何の意味もなさなくなるのです。

人手不足のなか、時間と手間と費用をかけて採用した新入社員が、いとも簡単に辞めてしまう、という現実はとても不幸なことですし、「損失」以外のなにものでもありません。

「仕方なく」ではなく、「だからこそ」のオンライン

Zoom

昨今のコロナ禍において、外出自粛、出社制限などの厳しい状況を大きく助けてくれた「オンライン」という手段。

もちろん、最初は会えない人とのやり取りを擬似的に行う、という意味が強く、いわば「会えないから『仕方なく』オンライン」でやり取りをしていたかと思います。

しかし、利用していくうちに、私たちは「オンラインだからこそのメリット」を発見していきます。世界中、どこにいても仕事ができるなど、今やたくさんの人がその恩恵を受けている状況です。

今後もこのオンラインでの商談、打ち合わせ、会議などがなくなることはないでしょう。そのためにはオンラインスキルの習得は必須ですよね。
そのため、Tenmaruが集合研修でご提供させていただく新人育成プログラムは、すべてオンライン講座となっております。


企業さまによってはリアルな、対面での研修を希望されることもあるのですが、その中には、「オンライン講座は対面式の下位互換」とお感じになられている企業さまも見受けられます。

しかしながら、実はオンライン講座には、対面にはないメリットがたくさんあるのです。

気軽に参加できる

どこの企業さまも今や人手不足。
研修実施の準備など、自社ではマンパワーが足りないことも多くあります。

そんな時に、専門的な知識を持った外部講師のプログラムが、移動の手間なく受けることができるのがオンライン講座の魅力です。新卒さんに「◯◯時にここにアクセスしてね」と伝えるだけで研修が受けられる、この手間の少なさは企業にとって大きなメリットだと思います。

全国どこからでも参加できる

同じく、どこにいても参加できるのも魅力でしょう。

例えば、東京、大阪、札幌に居住する人が同じ講座を受ける…なんてことも可能です。それによって、いろいろな業種、職種、文化を背負った新入社員が一同に会する研修となります。

多種多様な価値観を持つ「同期」ができる…異なる価値観の許容は、Z世代のキーワード。グループワークを通じて意見を共有し進めるワークがよい刺激となり、自身の役割を改めて感じられるのではないかと考えています。

新卒社員を少人数しか採用しない企業さまにも対応可能

いくらオンラインが一般的になったとしても、対面での実施を希望する企業様もまだまだ多くあります。もちろん対面での良さもたくさんあるのですが、しかし、採用数の少ない企業さまが、数名の新卒のために講師を呼んで…というのは、コスト面においても負担となり、なかなか難しいのが現状です。そういった企業さまにとっては効率の良い手段ではないかと思います。

また、同期の仲間が少なくなってしまう新入社員にとっても、会社や距離を超えた「社外同期」ができることもメリットと考えております。一緒に成長できる仲間がいるといないとでは、張り合いが断然、違います。我が社の新卒採用は1名だから、研修とかはあまり考えてないな、そんな企業様にこそ、Tenmaruのオンライン研修をおすすめしたいのです。

コロナ禍などの社会情勢の変化によって、「オンライン」というのは、すでに一般的になっているのは先に書いた通りですが、特に新卒の世代にとっては、ごく当たり前の手段となっております。オンラインでの意見交換やワークは、対面と比べ劣ることなどなく、効率が良く、効果も高いと実感しております

「オンラインツールの使い方が難しくてうちの新卒には難しい」こんなことをおっしゃる人事担当者さまもいますが、大丈夫です。この世代はあっという間にできるようになります(笑)

逆を言えば、先ほどもお伝えしたように、これからの時代に「オンラインでのやり取り」は絶対に必要なスキルです。むしろ新卒研修でオンラインを取り入れ、これを機会にぜひ、身につけていただければと心から!思うのです。

もちろん、個社実施の際は、習得する内容に合わせて対面での研修プログラムのご相談、承ります!

ここに注意!OJTのポイント

オフィス空間

「新人研修はすべてOJTで実施していますよ」こういった企業さまも多いかと思います。現場で実践的に教えるOn the Job Training (オンザジョブトレーニング)、OJTですが、後輩に物事を伝える訓練など受けていない、現場の先輩が自身の経験をもとに「なんとなく」教えて、これがOJTです、という場合も多いように感じられます。

もちろん、その方法で素晴らしい役割を果たす先輩もいますし、うまくいっている企業様もあるでしょう。しかし、その先輩の資質に頼るような状況が生まれてはいないでしょうか。

OJTといえど実践研修です。「人にモノを教え、伝える」ことが大切であり、それを理解しないまま現場任せになってはいないでしょうか。

仕事ができるイコール、教え上手、とは限らないのです。

OJTを任される先輩も大変です。右も左もわからない新人をポンと任され、ハイ、仕事を教えておいてねと言われても責任取れないよ…なんてボヤキも聞こえてきそうです。

ここで必要なのが「先輩はどのような役割を担うのか」という意識のすり合わせです。

例えば中期的な3〜4ヶ月後をいったんのゴールとして、その中で先輩はどのようにふるまうことを求められているのか。

ここを理解していないと、互いに何を聞き、話せばよいのかわからず、フォローの面談や打ち合わせも上手く機能しない、なんてことが発生します。

では、「先輩の役割」とはなんでしょうか。これは何も難しいスキルが必要なことばかりではありません。

ただ不安な気持ちを吐き出して昇華させ、ポジティブな気持ちに変換させるには「どうだった?」この声かけだけでオッケー、ということも、けっこうあります(笑)その役割を当の先輩がちゃんと把握しているかどうか、が重要なのです。

先輩に自分の役割を把握してもらうための研修や、打ち合わせが必要ということなのですが、意外と実施している企業さまも少なく、抜けが多い印象です。このあたりも意識していただければ、より良い新人育成ができるのではないかと考えております。

新入社員の育成担当へのスキルセット、新人との関わり方研修なども、弊社でご提案しております。

「育成」にこだわる理由

20221117

企業にとって早期離職は無駄でしかなく、もっとも避けるべき事態だし、リソースの無駄である…このようにずっとお伝えしてまいりましたが、その先にあるのは

「夢を持って入社してくれた新卒さんに不幸な早期離職をして欲しくない」という思いです。

早期離職とは、
「学生さんにとってはまっさらな状態で、夢を持って「ここがいい!」と思い入った会社が自分と合わなかった…」ということ。

これはとても悲しいことです。こんな思い、誰にもして欲しくないと思います。

最近は、新卒一社目の会社に終身雇用される方も少なくなっているかと思いますが、たとえその会社を離れることがあったとしても、転職した先でその経験が生きるとか、最初の就職先があの会社で良かった、と思ってもらいたい、そのためにも1年目の育成、そして新人時代の経験が大切だと考えております。

ですので、改めて、そして何回でも言いますが(笑)1年目をどのように育てるか、というのがとても大切で、これは新卒採用でもっとも重要なポイントとなると考えています。

最近の新卒採用が早期化している影響やコロナ禍がおさまらず、採用選考も進んでいない、採用が難しいという企業さまも多いと聞きます。そんな中でせっかく決まった新卒採用者です。入社後の教育にぜひ、力を入れていただきたいのです。

新卒さんは、誰しも夢と希望を胸に入社してきます。そんな彼ら彼女らの意欲を持続させモチベーション高く働き続けられる企業を目指し、共に成長できれば素敵だとは思いませんか。

そして、弊社Tenmaruは、そんな企業さまと伴走し、共に新卒の育成のお手伝いをさせていただいております。より良い採用は育成ありき!Tenmaruは、新卒さんと企業様と共に成長できる採用をお手伝いいたします。

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