すっかり年の瀬、いよいよ2023年も、もうすぐ終わろうとしています。
皆さんにとって、今年はどんな1年でしたか?
先日の記事では、ライフキャリアプランの大切さ、見直しについてお話しさせていただきました。
今回は私、諸戸が個人的に振り返りとして、心がけていることをお伝えさせていただこうと思います。なぜ振り返りするのか、具体的にどのような方法で行うのかなど、一つの例として共有いたします。
指針を持つことの大切さ
皆さまも日々の生活で雑務や仕事に追われながらも、何かしらの「目標」を持って、毎日を過ごしているのではないでしょうか。「目標」といっても大義のあるものとは限らず、「何年後にはこんな仕事ができるようになりたい」というものから、「この仕事が終わったら旅行に行こう」「週末はこれがやりたい」といった、ほんの近くのものまで、人それぞれかと思います。
資格取得や貯金やダイエットなど自分で決めたゴールに向かって動くこともありますよね。
それら「目標」を意識して過ごす、ということは上記の記事でお伝えしたような、ご自身のキャリアライフプランを考える話へと繋がっていきます。
では、毎日行動をするにあたり、具体的には何を頼りにして動けば良いのでしょうか。期限が決まっているような場合は、その期限に向けて計画を練って日々のタスクに落とし、実行することもあるでしょう。
私の話をしますと、こういった目標に対する計画を大まかに決めるにあたり、そのタイミングや期限などを、運命学のから助言をいただく機会を設けています。『えっ⁉運命学って、占いみたいなもの⁉』という反応もありかもしれませんね(笑)なんだか胡散臭い、信じられないという方もいるかもしれませんね。
正直なところ、私も完全に信じきっているか、と言えば、それはちょっと違うような気もします。本当かもしれないし、そうじゃないかもしれない。でも、やっぱり当たっている気もするし。何か決断をするときには、縁起がいい日がいいし、それは人それぞれで違うと思うのであくまでも1つの目安として自分にとっての縁起のいい日を知っていることで、自分自身の動きが明確になるための手段の一つと捉えております。
実際に私がこのnoteを更新するのも戌の日前後と決めているのですが、これは私にとって縁起がいい日だからです(笑)
実際に周りの経営者の方々でも、勝負時や縁起のいい日など、今後の運気を把握しておきたいと思う方は、日付や色など、運命学を活用されているという話もよく聞きますからね。
このような助言は、仕事の進め方ではなく、「今の時期はあまり大きく動かない方がいい」「この時期に大きな流れがくる」といったものなのですが。
それに合わせて動くと、やはりうまくいくことが多いように感じています。
過信や依存することは絶対にあってはなりませんが、「指針」としてなにかを持つ、というのは非常に有効だなと思います。
良い時もあれば悪い時もある。その流れに振り回されるのではなく、うまく調整しながら、これからも上手に活用していければなと考えております。
自己理解を深める
人事や配属、研修などで活用しましょう、という文脈でこれまでにも紹介しております人材アセスメントですが、これらは自己理解にも活用できます。
そして、私自身もまた、人材アセスメントを活用し、自分への理解を深めるよう、心がけております。自分自身がどういう人間なのかを客観視するのはとても難しいことです。また、自己理解がどこまで正確なのかは自分では判断ができません。
これら、自己理解と他者の認識を知るために、人材アセスメントは非常に有効な手段だと感じています。もちろん考察を経て知った「客観的な自分」ですら、その真偽が確実とは言えません。 しかし、「自分ってこんな人間なのかな」と自問自答することで、より自分を深く理解できるのではないか、と考えております。
私が活用している「ジョハリの窓」を使っての自己理解を例にしてみましょう。
「ジョハリの窓」を活用しよう!
心理学者ジョセフ・ルフトとハリ・インガムによって開発された「ジョハリの窓」は、自己理解と他者認識のズレを理解するのに最適なアセスメントです。 自己を4つの窓に分類し、自己理解を深めていきます。
- 「開かれた窓」…自分も他人も知っている部分
自他共に認める正確や気質などが該当します。 - 「盲点の窓」…自分は気づいていないが他人は知っている部分
他人は気づいているが自分ではわからないこと、思考の癖や自覚していない長所などが該当します。 - 「秘密の窓」…他人に知られていない自分が隠している部分
他人に隠している部分にあたります。コンプレックスや知られたくない過去などです。 - 「未知の窓」…自分も他人も認知していない部分
自分も他人も気づいていない部分です。隠された才能などが該当します。
このように「ジョハリの窓」は他者からの視点を考察し、他人から見た自分を理解していくとなっています。 私が周囲の人達にヒアリングしながら「ジョハリの窓」を埋めていくと、「盲点の窓(自分ではわからない自分)」や、「未知の窓(隠された部分)」をもっと深く理解したいと思うようになりました。 私が知らない、私のことを理解したい!この気持ちは「自己理解」そのものですね。
そして、「ジョハリの窓」に取り組むことで、私は「他者から見える私」を自覚すると共に「他者との関わりで気をつけなければならないこと」を今一度、心に留めることができるように感じております。
すべてのお仕事は他者を通じて行われます。 「他者から見た私ってどんなだろう」と、今一度振り返ことを皆様にもぜひおススメいたします。
パーソナル診断ツールの活用
世の中には優れたアセスメントが多く開発され、能力開発などに活用されておりますが、中でもパーソナル診断ツールは、もっとも盛んに取り入れられているのではないでしょうか。
弊社のお仕事は組織作りのお手伝い。
これらパーソナル診断ツールも育成研修、能力開発などでご提供させていただく一方、私自身も機会あるごとに活用しております。 自己理解や他者理解を深めて円滑なコニュニケーションを進めるということにおいては、パーソナル診断ツールによる視覚化は効果的。
様々なものがありますが、こちらも同じく「気をつけなければならないこと」を改めて考えるのに良い方法だと感じております。
しかし、何度も診断を受けて、その結果は毎回変わるのでしょうか。
いえ、実は私自身、毎回、ほとんど変わらず「ああ、私はこういう人間だな」と思う結果が出ております。
毎回結果が同じであれば、何度も受ける意味はない、と思いますか?
自分という「個性」に自覚的になる
「自分はこういう人間だ」ということを理解しているとして、それを常に意識しながら行動している人はあまりいないかと思います。 しかし、自分の気質の個性に自覚的にならなければ、他者とのコミュニケーションもうまくいかないのではないかと思うのです。
「気をつけなければならないこと」とは、自分の個性、気質によって起こるさまざまなこと。
例えば、社交的な性格は、一見すると良い気質なのですが、大人しいタイプの人にズケズケと話し過ぎてしまうことはないでしょうか。すべての気質に言えることなのですが、「良い」と「悪い」は表裏一体です。「時と場合によって自分の気質がプラスに働くこともあれば、マイナスに作用することもある」ということに自覚的になれれば、良いコミュニケーションに繋げられるのではと考えているからです。
他者と自分は「違う」と心得る
パーソナリティ診断ツールを使うと、自分という人間を改めて振り返ることができますが、それは自身の個性を知ると同時に、「他の人は私とは違う個性を持っている」という、当たり前のことにも気づかされます。
質問に答えていると、自分では絶対に選ばないであろう選択肢もたくさん目にすることになります。選択肢にある、ということは私が選んだ項目の真逆を選び続ける人が、この世界には必ず存在しているということです。
自分と他者は違う人間です。モノの感じ方や感情の持ち方、捉え方は様々です。それを常に頭に入れてコミュニケーションを取ることが大切なのではないでしょうか。
自己理解は定期的に!
私はこういったツールを使い、定期的に自己理解と振り返りを行うよう、心がけているのですが、この「定期的」というのも大切だな、と考えております。
定期的な振り返りをする、というのは、言わば「自分自身へのフィードバック」です。 進むべき道に迷う時や大きな方向性を決める際など、自分がどうするべきなのかは、自分の中にしかありません。内省を深め、より深く自分を理解することでこそ、迷いのない道が見えてくるように感じられます。
私はこういったツールを使い、定期的に自己理解と振り返りを行うよう、心がけているのですが、この「定期的」というのも大切だな、と考えております。
自己理解で得られるモノ
いかがでしたでしょうか。 今回、自分自身の振り返りを、振り返ってみた(笑)ことで感じるのは、
「振り返りを取り入れたことで、自分自身が心地よく過ごすことができている」ということ。自分を振り返ることで、自分の長所を認めることもできますし、他者との関わりを見直すこともできます。
意識して振り返りを取り入れてここ数年は、「何をどのタイミングで行うのか」を意識しながら、「自分が心地よいこと」「気をつけるべきこと」がある程度は成されている、ということなのでしょうか。自分が辛いな、嫌だなと感じる機会が減っているなと感じております。
そして、今の時期にこのような自分自身の振り返りを経て一番に思うことは、今年1年、私と関わってくださった方、すべてに心から感謝の気持ちが湧いていることです。自分一人では成し遂げないことも周りの方々のおかげで円滑に進むことも多く、新しいことに挑戦したいと思ったときに手を挙げて下さる方やサポートするよと言ってくださる方もいて、自分は幸せ者だなとつくづく感じます。
というわけで、2023年振り返りのこの時期にふさわしい内容だと思い、「自分自身の振り返り」をお伝えさせていただきました。
本年も記事をご覧くださり、本当にありがとうございました。
来年も戌の日前後に更新を予定しておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。皆さまもよいお年をお迎えください!