Tenmaru主催”新入社員研修”効果アリ⁉2025年度の様子をお届けします!~最新レポート~

2025新入社員研修レポート

今年も早いもので、6月になりました。
2025年がすでに半分過ぎてしまったことに驚いてしまいます。
そして新卒社員を迎え入れた会社の大多数は、皆さんの本配属が決まって業務を着々と覚えている頃でしょうか。

さて、弊社㈱Tenmaru「組織づくりのお手伝い」をしている会社ですが、大きな柱のひとつが「人材育成」です。

その中でもやはり「育成」の最前線は、新入社員の皆さんです。
「学生」だった人材を「社会人」にする、まさに第一歩。

今年度も、弊社㈱Tenmaruでは新入社員研修を都内会議室にて、4日間に渡り、14社約40名の皆さんと一緒に学びを深める貴重な機会を頂きました。

毎年実施している新入社員研修ですが、けっしてルーティンなどではありません。参加する受講者の方が違えば「今年ならでは」があり、毎年、新しい発見と回を重ねるごとに素晴らしい成長があります。

というわけで、今回は
「”Tenmaru流” 新入社員研修、その内容と効果」2025年度ver.をお届けいたします。

◎今回実施した研修の紹介はコチラ▼

◎昨年度の新入社員研修のレポートはコチラ▼

こちらも合わせて、ご覧いただければ幸いです。

目次

”Tenmaru” プログラムの特徴

弊社の研修はできるだけワークやディスカッション、ロープレの時間を多く取り入れ、「知る」ということより「行う」ことを大切にしています。

全日程共通での決まり事としてグループワークでは、毎回のリーダー、タイプキーパー、書記などの役回りを決め、あえていろんな役割についてもらうことで自分の集団決定のシーンでの役割について気づきを得たもらう機会を設けています。

また毎日、グループメンバーを入れ替えることでより多くの方との交流が持てる機会を増やすことで、まず社会人の手始めに学生の時に自分の周りにはいなかったいろんな価値観を持ったいろんな職種の人たちとの話し合いをどうまとめるかというチャレンジを増やしたい想い、
また、ここでしか出会えない同期メンバーとの出逢いを大切にしてもらいたいという想いがあります。

では、受講者にどのような気づきがあったのか、
それぞれまとめてみましたのでご覧ください!

1日目:社会人の基本~導入編~

まずは1日目は、ビジネスマナー研修です。

「社会人としての心構えと日常的に使う所作を学ぶ」

1.相手に快く受け入れてもらえる第一印象を学ぶ ~挨拶・身だしなみ~
2.正しい言葉の使い方:社会人としての基本用語を学ぶ
3.訪問・来客時の接遇を学ぶ:席次・名刺交換
4.時間を守る重要性・公私のけじめについて学ぶ

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

ご覧いただいた通り、いわゆる「新入社員研修」と聞いてもっともイメージしやすい内容となっております。では、この日によせられた感想を見てみましょう

「これからのあなたにとって、本日の研修プログラムは役立ちそうですか」
・大変役立つ:92.9%
・役立つと思う:7.1%

1日目感想
㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

実に92%以上の方が「大変役立つ」と回答しております。

会社が自分たちのために用意してくれた研修であり、いわば業務の一環でもある研修、少々割り引いて考えるべきでしょうが、それを差し引いてもありがたい結果と言えるのではないでしょうか。

(あくまでも研修の感想という意味で、研修効果という意味ではまだ成果があるかどうかはこれからであることは承知の上です)
では研修を通じて気づいたことや、今後に活かしていきたいことについて、具体的な感想を一部紹介させていただきます。

・社会人になるにあたり必要な心構えや考え方、あるべき姿について学ぶことができたため、今後社内で勤務するにあたり周囲の信用を得て、業務に良い影響が出せるよう、学んだことを反映した行動・言動をしていきたいです。
・あいさつが一番大事だと思いました。仕事をやるうえにあいさつがないと、仕事もうまくやっていけないと思います。学生時代にしていたバイトでも敬語には気をつかっていましたが、間違った使い方をしていたのもあったので今後は気をつけていきたいです。
・目上の人に対する言葉づかいは今まで自分が使っていたものと違い、正解を知ることができたので大変勉強になりました。今日学んだことをしっかりと復習し、業務に活かしていきたいです。
・アルバイトの時につかっていた言葉づかいが間違っていることに気づけた。資料を見直して、しっかりとした言葉づかいで話していきたい。今日から社会人なったということを改めて気づけた研修でした。今後、会社の方やお客様と関わる上で大切な言葉、作法を学べたのでこれを本番でも使えるようにしたいと感じました。
・慣れていない名刺交換でアイコンタクトを取るのがあまりできなかったので気をつけたいと思った。常に明るく笑顔で良い印象をあたえたいと思った。

ごくごく基本的な「挨拶」「名刺交換」など、業務をこなしながらも十分に教えられる、そう考える人事の方も多いかと思います。しかし、この感想は、その「基本的なこと」をしっかり確認できたことこそ、意義があると感じた受講者の方々が多かったことがわかります。

2025 1日目役に立った項目
㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

昨年のレポートでも同様でしたが、名刺交換や挨拶といった基本的なことこそ、しっかり確認した状態で業務に送り出してあげる、これが新入社員の皆さんの安心感につながっているのだなと強く感じる結果となりました。

2日目:社会人の基本~基礎編

続いて2日目も引き続き社会人としての基礎を学ぶ研修になります。
昨年まではオンライン実施でしたが、今年度から全日程でリアル開催になりました。
「社会人として必要なビジネスマナーの基本を学ぶ」

1.敬語、謙譲語、丁寧語を学ぶ
2.電話応対の基本を学ぶ
3.報・連・相の基本を学ぶ
4.コミュニケーションゲームを通じて相互理解するために必要なことを学ぶ
5.コンセンサスゲームを通じて集団で物事を決める時に大事なことを学ぶ

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

1日目に引き続き、電話対応や報連相など、社会人としての基礎的なことを学ぶと同時に、「コンセンサスゲーム」を実施しました。

コンセンサスゲームとは、与えられた課題に対して意見のすり合せをしていき、グループ内での合意形成を目指すものです。

この「課題」には、明確な正解はありません。違う意見を持つもの同士が話し合い、意見を交換し、集団で意志を決定していく「過程」こそに意味があります。言うまでもなく、会社の仕事とは、他人と一緒に進めていくものです。仕事はすべてチームプレイと言っても過言ではありません。
集団での意思決定のプロセスを学ぶことは、いわば仕事の基本中の基本ともいえるでしょう。

では、2日目の研修で受講者の皆さんはどのように感じたのでしょうか。

「これからのあなたにとって、本日の研修プログラムは役立ちそうですか」
・大変役立つ:71.1%
・役立つ:28.9%

2025 2 hyou
㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

実に71%以上の方が「大変役に立つ」そして残りの方が「役に立つ」
こちらも1日目に引き続き、役に立つ率、100%を達成しております。

その理由を以下に抜粋します。

・集団での合意のとり方も学ぶことができ、今会議などで役立ちそうだと思うため。
・電話対応や言葉づかい、メールのマナーなどが実用的であったし、伝え方や意見の主張の仕方など、グループワークの内容が学びが多かったです。
・自分の意見を述べたり相手の意見を聞いたり電話を聞き取ったりと体を使って学ぶことができたから。
・社会人の基本であるビジネスマナーを学ぶことができ、不安な点を振り返ることができました。また、他社の新入社員の方とグループワークもあったので、新たな刺激を受けました。
・話し合いの進め方や意見交換をする上で大事なことを学べたから。また、メールや電話対応での具体的なポイントを知り、今後に活かせそうなものが多かったから。
・敬語の復習や電話対応の練習など、1人では学べていないことなどを改めて対話していこうというところを学べたため。
・ビジネスマナーからコミュニケーションスキル、考え方に至るまで幅広く学べたから。電話応対や敬語など復習として学ぶことができた。
・話し合いを多く行うことで、人と意見を出し合いながら作業する力が身に付いた。ゲームを通して話し合いに重要な要素を知ることができた。

昨年の新入社員研修レポートでもお伝えしている通り、今年も
「言葉づかい」や「報・連・相」「メールのマナー」に続いて、コメントでは「電話応対」の研修が良かったとの意見が多く寄せられました。

2025 2日目役に立った項目
㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

なんであえて「電話対応?」と思われる方も多いかもしれません。

昨今、電話応対を苦手としている若者が増えております。確かに今の若者は電話をかけることもかかってくることも昔にくらべて大幅に減っております。

コミュニケーションの手段がSNSやメールなどと違い、相手の都合で一方的にかかってくる電話に慣れていないのが理由です。

要するに「慣れ」の問題なのですから、研修でしっかりと体験したことが、実地への不安を無くしてくれるようです。
今は、新入社員が率先して社外電話に対応する、という企業様も少なくなってきているかもしれませんが、現代の彼ら・彼女らにとっては、やはり先に知っておきたい、安心したい心理が働くのかもしれません。

そして、コンセンサスゲームもしっかりと刺さっております。
友達でもない人と意見をすりあわせる機会はそうそうありません。しかし仕事はその「他者との意見のすりあわせ」の連続です。しっかり身につけていただきたいですね。

グループワークでの感想を見てみましょう

「グループワークであなたは自分の役割を発揮できたと思いますか」
・十分できた:21.6%
・ややできた:56.8%

グループワーク感想

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

よせられた感想の一部を紹介いたします。
今回は「グループワークの中で自分なりにできなかった。課題に感じたところ」を抜粋します。
良かったところを聞くと、どうしても「良い子」な感想が並びがちになります。反省点を振り返る感想は、より実感のこもった内容となりそうです。

・異なる意見が多い時に、意見をまとめるのが難しいと感じました。
・リーダー役になった際の進行がスムーズにできず、時間が余って無言になってしまったため、意見を促したり話題を提供できるようになりたい。
・リーダーとして場を上手く仕切れなかった。もっと時間を見て進め方を考える必要があると感じた。
・自分の意見を話しすぎてしまった。もう少し、人の意見を引き出し、尊重することが出来ればよかった。
・タイムキーパーをやった際に、時間配分がうまくできず、後半に急いで意見をまとめめければいけなくなったところ。
・どうしても話しすぎる、話しにくそうにしている人から引き出せなかった感覚。
・グループワークの際、リーダーを上手く助けることができなかった点
・みんなの意見をまとめるメモを作っていればよかったと反省している。 人の意見を整理することが難しい。
・自分の意見を過信しすぎている部分もあったかもしれない。折れることの難しさを感じた。
・あまり発見を出していない人に対して、もっと意見を引き出すような働きかけができたら良かったなと感じた。
・すすんで意見を言えなかったことや少し声が小さかったと思った部分があり、そこが今回の反省点だと思います。

意見をあまり出せなかった方が改善したいと感じるのは理解できるところです。そして、積極的に意見が出せた方もまた、他の人の意見を聞くことの難しさを振り返っているのが非常に素晴らしいなと感じます。
これこそが他者と仕事をすることの第一歩と感じていただけたのではないでしょうか。

3日目:社会人の基本~応用編

続いて3日目のプログラムは、問題対応力研修です。
案件の処理や問題解決といった「仕事」に必要な基礎的な力、若手社員に求められる対応力を学んでいきます。

自立した若手社員となるために問題に直面した時にどのように対応すればいいのかを学ぶ」

1.インバスケット演習を通して、問題に直面した時の対応方法を学ぶ
2.相互アドバイスを通して、強みと弱みを把握する
3.強みと弱みを踏まえて、行動指針を作成する

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

では全体の感想を見てみましょう。

「これからのあなたにとって、本日の研修プログラムは役立ちそうですか」
・大変役立つ:77.1%
・役立つ:20.0%

2025 3 hyou
㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

こちらも97%の方が「大変役立つ」「役立つ」と回答いただいております。
では、具体的にいくつか抜粋いたします。

・業務上直面する可能性のある不測の実態についての対処法を学ぶことができたと同時に、自己理解を深めることができたと感じたため。
・案件処理のワークが、メモやメールで仕事をふられたり、緊急のお願いなど、とてもリアルな内容で、対応の仕方や優先順位を考えることができました。
・自分の「強み」や「弱み」は、今まで友達や家族といった親しい関係からしか聞いたことがなかったため。新鮮な気持ちで取り組めた。
・今回の内容は非常に実践的な内容であり、さまざまな状況下においてどのような対応が適切かを学べたから。また、グループワークを通して自分の思いつかなかった考えやアイディアを知れて、刺激をもらえたから。
・今回の内容は非常に実践的な内容であり、さまざまな状況下においてどのような対応が適切かを学べたから。また、グループワークを通して自分の思いつかなかった考えやアイディアを知れて、刺激をもらえたから。
・アルバイトをしていた時と違って今後は自分自身に責任という役割が加わえられたので、問題対応研修でシュミレーションができ、対策を身につけることができ、ためになる研修でした。
・メールやメモの対応の仕方や自分の強みや弱みについて学ぶことができたから。また様々な視点から物事を考えれるようになりました。

いかがでしょうか。「研修のどの部分が、どのような学びに結びついたのか」をしっかり把握していただけているのが印象的です。

3日目の演習は「問題対応力研修」ですが、これは数々の問題を優先順位を付けてどう対処していくかを個人ワークで考えたのちに、グループワークで解答を導き出していく、というものです。

つまり「グループワワーク」でどのような役割を担うか、チームでどのように問題と対峙したかを学ぶものです。「グループワーク」こそが社会人の仕事、そのものであるとお伝えしてきましたが、では受講者の皆さんは「グループワーク」でどのような感想を持ったのでしょうか。

・意見を出す際にはしっかりと出せたところ、発表する際に要点を定めて言えたところ。
・冷静な判断ができたことと自分の意見を言うことができた。
・自分の考えを自信を持って発言することができ、その意見たどりついた理由も細かく伝えることができた。
・沢山出たみんなの意見を整理して、話し合いをうまくまとめることができました。
・「リーダー役は自分に向いていない、苦手だ」と思っていたが、進行が上手だったと言ってもらえて自信になった。
・人の考えをよく聞き、そのうえで自分の考えを伝えられた。みんなの意見を文字にまとめて理解しやすいようにできた。
・書記をまかされたときは相手の考えや意見を聞き逃がさないよう注意し集中して取り組みました。そのことがグループの人たちに伝わっていたことが嬉しかったです。
・話し合うときに、段取りを考えながら進めることが出来た。効率的な話し合いができたと思う。

もちろん反省することで成長できる部分もありますし、必要な行為ですが、自分の成功、成長を認めてあげることもとても大切なことです。

日本人、反省しがちというのは美点ではありますが、明るい未来に向けて羽ばたき始めた新入社員の皆さん、研修での成果をぜひ誇っていただきたいと強く思うのです。

感想は、自分なりに頑張ったこと、そしてこの研修内で成長していることを実感されているものが多く、しっかりと成果を出し、それが自信につながっているのだなと嬉しく感じました。

4日目:ストレスマネジメント&対人スキル向上研修

いよいよ最終日は、新入社員研修は、若手社員として求められる人材になるために必要なスキルをインプットするため、社会人として身につけるべき、より実践的かつ、業務に直結する内容となります。

テーマ「社会人として必要な主体性向上のために必要とされる考え方と対人スキルについて学ぶ」

1.ストレスマネジメントの手法を学ぶ
2.相手を尊重して自己主張をするアサーティブコミュニケーションを学ぶ
3.ソーシャルスタイル理論を学ぶ
4.ソーシャルスタイル理論をビジネス交渉に応用する
5.ビジネス演習を通して理解を深める

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

では各項目の感想を見てみましょう。
まずはストレスマネジメント研修です。

「これからのあなたにとって、【ストレスマネジメント研修】は役立ちそうですか」
・大変役立つ:60.0%
・役立つ:37.1%

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

こちらも97%もの方が「大変役立つ」「役立つ」と回答しております。
では具体的な感想を見てみましょう。

・ストレスを感じる根源について知ることができ、自分がどこでストレスに思うかという点を転換する思考法を得たため
・ストレスがどこから来るのかは、考えたことがなかったので、自分の思い込みを改めて、マネジメントしていきたいと思います。
・ストレスの根本に立ち返ったり、自分が何に対してストレスを感じるのか、なぜストレスに感じるのかを冷静に考えられたことで、意識的にストレスと向き合うことができたから。
・今までは「ストレス」について深く考えることが無かったので興味深かった。また自分の中での質問の仕方を変えるというのはメンタルを保つうえで活用できると思ったから。
・ストレスの理由や思い込みについて、自己をここまで掘り下げたのは初めてだったため印象に残っている。
・生きる以上、ストレスがつきものだからうまくつきあっていく必要がある。ストレスは出来事が原因で感情が起こるのではなく、出来事をどう受け止めたかによって感情が起こることが分かった。

仕事をするうえでストレスを避けることはできません。学生であれば意図的に避けることのできるストレスフルなシーンも仕事となれば対峙していく必要があります。新入社員の皆さんはそれをしっかり理解されているのが素晴らしいなと感じます。そして「ストレスとの付き合い方」という概念に触れたのも初めてという方が多いなか、自分の特性を理解した「ストレスとの付き合い方」を模索することができているようです。

では「対人スキル向上研修」について、です。

「これからのあなたにとって、【対人スキル向上研修】は役立ちそうですか」
・大変役立つ:71.4%
・役立つ:28.6%

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

こちらもほぼすべての方が「大変役立つ」「役立つ」と回答しております。では理由を見ていきましょう。

・感情を抑制して話しがちであること、また、感情を適切に出すことが重要だと気づけたため。人と話す時のコミュニケーション能力を身に付けることができました。
・人によって考え方が違うため、交渉時の対人対応をタイプ別に細かく対応の仕方を教えてくれたため実践のしがいがある。アサーティブコミュニケーションは、感情表現が大事だということが学ぶことができたので、意識していきたいと思いました。
・これから様々な人と関わるが、自分も含めてどのように接するのがお互いに気持ち良いのかを学べた。ネガティブな思考の循環に陥りそうになったときの対応策を考えることができたため。
・今まで学んだことのない分野だったので、それも含めて面白かったですし、4つのカテゴリに分けて、それぞれのタイプ毎の会話を実践的に行えたのはすごくためになりました。
・一人一人のソーシャルスタイルが違うことを理解することで、人によってアプローチを変えながら良好な関係を築いていけると思ったから。
・苦手なタイプの人と決裂せずになんとかやっていく方法が少し分かった。また自分の弱点も痛いところを突かれたと思ったため。
・特に4つのスタイルタイプの分類は役立つと思った。自分の弱点をどう捉えるかは今後必ず大きな力になると思う。
・自分が直感タイプで思っていることをすぐ言ったり人を信用しすぎたりと、対人関係でうっすら感じていた悩みに対しての対応策を学べたため。人との付き合い方に悩むことも多くあったため、それぞれの接し方について学習でき、良かったと感じたため。
・私はこれから特にたくさんの人と関わる仕事なので、自分の感情の伝え方はもちろん、人に対しての提案方法などを学べたので、実際に活用していきたい。
・今まで人と関わる上で気を付けていた事はあったが、性格のタイプによって使い分けすることはしていなかったから、今日学んだことを生かしたい。
・自分の傾向を知ることができたし、こういう人にはこのように対処するのが良いといった、たくさんの事例を学ぶことができたから。このような自己診断をはじめて行ったため、つねにアサーティブ・コミュニケーションをとれるようになりたい。

非常に具体的でかつ、実践的な学びとなったとの意見を多くいただきました。

この日に実施した
「ソーシャルスタイル理論」は、人を
「分析タイプ」「行動タイプ」「温和タイプ」「直感タイプ」に分類する方法です。

相手のタイプを見きわめて、適切なコミュニケーションに活かしていきましょう、というものですが、この「ソーシャルスタイル理論」、自分がどのようなタイプなのか、コミュニケーションにおいてどこに気をつけておけばよいのかを知ることにも使うことができます。

今回の「新入社員研修」では、参加者にもそれぞれ自身のタイプを判定し、それらを資料にフィードバックしております。
こちらは他の回答と合わせて、今後の人事や育成において有効活用していただけることと思います。

ちなみに今回参加された方のソーシャルスタイルタイプはこのようになっておりました。

㈱Tenmaru/2025年:新入社員研修フィードバック資料より一部抜粋

それでは、最終日を経て参加者の皆様はどのような感想を持たれたのでしょうか。

◎研修を通じて気づいたことや今後に活かしていきたいこと

・全体的に自分の思考回路や性格が理論の方に偏りすぎていることが分かったため、今後は思ったこと、特に感情を意識してコミュニケーションをとったほうがいい、またそうしたいと思った。
・グループワークで周りの人の意見や考えを理解することが重要なんだと学びました。今日で研修は終わってしまうけれど、学んだことをこれから生かしていきたいです。
・自分のソーシャルスタイルを理解したことによって、長所と短所を理解することができたため、長所を伸ばして短所を改善できるように努めたい。
・分析型のタイプの弱点もそうですし、今日は特に自分の感情表現が大切だと感じたので、より意識して取り組みたいと思います。
・仕事は多くの人と関わって成り立つと思うので、自分も相手も尊重するアサーティブコミュニケーションを意識して取り組みたいと思います。初対面の方と話す機会も多いので、4タイプに分ける方法を意識していきたいです。
・自分が何に対してストレスを感じるのか、自分にしっかり向き合うことが大切だと気付いた。またそのストレスを緩和できるのも自分であると学んだので、自分の機嫌は自分で取れる人になりたい。
・自分とは異なるタイプへの接し方だけでなく、自分の性格を改めて把握する自己理解の機会にもなった。
・仕事は色んなタイプ人と一緒にするので、その人それぞれのタイプを知って対策をたてながら関わるのが良いなと思いました。今後配属されてからもこの知識を活かしたいと思います。
・ストレスマネジメントについては、今後大いに役立つと思うので、忘れずに実行していきたい。
・ストレスマネジメント研修は、自分が無意識にネガティブなセルフクエスチョンをしがちなことに気づけたので、意識して改善していきたい。また、対人スキル向上研修を通じて学んだスタイルの違いを知ったことで、社会人においては様々なタイプの人と上手に向き合う必要があると感じた。
・苦手なタイプと仕事しなくてはならないことも少なくないはずだとわかったので、逃げずに対処できるよう対策を考えたい。
・本日の研修を通して、ストレスの構造やその解決法、そして対人スキルの基本的な考え方を学べたので、実際の場面で上手く活用しながら、より良い人間関係を構築していければと思いました。
・自分の価値観とは全く別の人がたくさん居て、話を聞くだけでもとても学びになった。「実はこう思ってた。」みたいな人も居たので、他者から話を聞き出せる会話の仕方につなげていきたい。

研修は以上です!お疲れさまでした!

2025年度新入社員研修を振り返って

2025新入社員研修レポート

いかがでしょうか。昨年度に引き続き、新入社員研修がしっかりと受講者の皆さんの学びや気づきを得て、成長の機会になっているということ、少しは実感していただけたでしょうか。

昨年に引き続きではありますが、今年ならではのこともありました。それは、今年度はすべてリアル対面研修で実施された、ということです。

世界的なコロナ禍以降、リモートという素晴らしいツールを使い、人はどこでも仕事ができることを知りました。
そして弊社でもリモートによる研修で、地方在住者にも対面とまったく同じ効果が期待できる研修を提供してきておりました。

しかし、学生時代をコロナ禍で過ごした学生さんは、リアルに自信を失っている状態です。

そして企業様はリモート環境での育成に課題を抱えているケースも多くございました。

結果、リモートの利点はそのまま業務に活かしつつ、やはり研修は対面で実施したいという判断をされる企業様が増えてきているという現実があります。
もちろん弊社がこれまで提供してきたリモートでの研修も、効果は何も変わることはありません。参加者ひとりひとりの意見をしっかり取り上げることができるなど、リモートならではの良さもあります。
しかし、名刺交換のロールプレイングなどは、やはり対面にはかないません。

ということで今年度はすべてリアル対面実施となった新入社員研修。今後も「リアル回帰」の流れができてくるのでしょうか。来年度も報告させていただきますね。

そして、これら新入社員研修、なぜ実施するかといえば、先にも書きましたが、やはり「安心」ということになるでしょうか。

右も左もわからず、知らない人からの電話に怯え、メールの文言も正しい敬語も自信が無い。
知らない人との名刺交換も先輩の見よう見まねでこなし、友人でもなんでもない人と仕事を進めていく、毎日が緊張の連続でストレスはたまるばかり…


これら新卒社員にふりかかるであろう試練、事前に対処方法が知っていれば、それだけでとても安心するのです。

かかる苦労は同じでも想定されていたことが起こり、それの対処方法を知っているだけでも心構えは大きく違ってきます。

貴重な人材、新入社員の皆さんが「期待」と「安心感」を持って、より大きく成長していただきたい。これは弊社㈱Tenmaruと講師、研修に新卒社員を送り出していただいたクライアント様、そして関わる全ての方の願いでもあります。

皆様の益々のご活躍を祈念しております!

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